私色日記

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掌編小説

内心の水音

高校生の男子が、ふとしたきっかけで人の心情を音として聞き取れるようになり、その力を活かしてアドバイスをするようになる。ある日、自分と同じように音が聞こえない女子と出会い、音を感知できる人がいることを知る。彼女は自分にも音がないことを告げ、男子と同じような力を持っているのではないかと思わせる。
掌編小説

妻の自信作

「残さず食べてね」という言葉が引っかかり、妻を思い出す男性。娘のために味の再現を試みるが、まだ妻にはかなわない。彼女が作った料理をもう一度食べたいと思う男性の物語。
掌編小説

次は僕の番

医薬品のテストに参加する学生の体験談。効果が出るまで病院で過ごし、高額な報酬を得られる。彼女に惹かれ、ストーキングをしていた男が彼女に誘われたところで物語は終わりを迎える。
掌編小説

恋の呪い

主人公が夫に対する不安と夢に悩まされる。パワハラを受ける夢を見たり、発言する言葉が変になったりする。夫は彼女以外に興味がないという。彼女は霊に取り付かれた可能性があると言われ、お祓いを受ける。夫に横取りされないよう、主人公は女を磨こうとする。
掌編小説

濡れない手帳

ビニール傘を持って帰路につく佐々木舞。手帳を拾う。手帳には「この手帳に書かれたことはすべて嘘になる」と書いてあった。佐々木舞は「佐々木舞はブス」と書いてみたが、顔が変わるわけでもなく、驚いた家族に説明する。最後に、佐々木舞は手帳の文字を消した。
掌編小説

恋心の忘却

お互い遠隔地に住んでいたので、チャットアプリでやり取りするくらいしかできなかった。その関係からか、彼女は姿を消して・・・
掌編小説

エンドレスの理由

生き続けることを選択するまでは、呪いは解けない
掌編小説

地味子に惹かれる王子様

後天的に盲目になった主人公が、人生の中で出会った男性との恋愛を通じて、自分自身を取り戻していく物語。
掌編小説

霊界の小説

小屋にあるノートに毎日空想が書かれ、その著者を知りたいという人々が現れた。カメラを設置し、翌日、映像を確認した男性は奇声を上げた。ノートが開き、ペンが浮遊している映像が映し出されていた。推論を立てたものによると、生前にできなかった創作活動のことを想い、未練を果たすために活動し始めたのだとか。多数派が賛成したため、その場はお祓いもせず、そのまま残っているということになった。
掌編小説

ケーキと本と入院と

癌で入院中の主人公。自分が若くして癌を患ったことを恨み、空虚な時間を過ごしていた。母親が見舞いに来た時には、ケーキと小説をもらい、読書に没頭する。
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