オリジナルの超短編小説(1000~2000字程度)を更新していきます。
レアなボランティア
プラネタリウムのボランティアに参加した主人公は、地球人主催の星座づくりに参加することに。地球の科学に興味を持つ主人公は、完成したプラネタリウムを見て新しい娯楽を見つけ、もっと地球のことを知りたいと思う。
心の死に装束
上司の期待に応えるために入社した工場勤務。単純作業ばかりで精神的に疲れ果てる日々。ある日、心身を癒すことができる装束を手に入れ、勉強や仕事にも取り組めるようになる。そして、模試でA判定を獲得する。
遠い記憶のタイムカプセル
小学生の時、友達と一緒にタイムカプセルを埋めた。高校生になった今、4人で掘り起こしに行く。中身は手紙。未来の自分に宛てた文面に笑う。またやろうと言い合う。新しいタイムカプセルができた。
脱力ストロベリー
ピアノの発表会に向けて練習する主人公。トラウマから緊張が高まり、苺をもらい演奏がうまくいく。優秀賞を獲得する。
緊張する家
新しい家に引っ越した夫婦が、家が揺れる現象に遭遇する。霊媒師を呼んでも異常はないと判明し、妻は気にしないと言い、夫婦は家に残ることに。以降、夫婦が愛情表現をするたびに家が揺れるようになる。
カフェの小人
孤独な主人公は、小さな喫茶店を訪れ、人工的に生み出された小人と出会う。モカを注文し、内なる気持ちを探しながら、小人に相談する。小人は、社内恋愛の問題について答え、主人公は喫茶店の常連になることを決める。
間もなく参ります
男性が目を覚ますと、夜行バスに乗っていた。隣の男性が死後の世界につながるというパンフレットを見せる。男性は降りることを決め、周りが色付いた草原で自宅に戻り、家族に別れを告げる。
不老不死荷物
小学生までランドセル、中学時代に鞄を使っていた主人公は、成長しなくなり、高校でも150cmのままだった。理由がわからず、友人と相談するが、ある日、鞄が原因だと知る。友人の友人によると、鞄が魔道具だという。友人が死に、主人公は一人になる。あの鞄を破棄してから、主人公は元気になる。
一発ペンチ
死神が「縁」を断ち切る音がするという音を聞いて2か月、ついにその正体を目撃した女性。彼女は縁を餌にする死神であることを告白し、その生態について語る。死神はペンチを使って縁を断つが、理由は特にないという。話は一件落着した。
足の生えた影
人の影に異変を感じた主人公。陰に人がいることを知り、話してみると美少女の吸血鬼と判明。主人公の影に寄生していたが、今後は普通に話し相手として一緒に過ごすことになる。陰には物を持ち込める自由があることも判明した。