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初任給が出た!あれ、でも思ったよりも・・・

会社員 掌編小説
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頑張った分だけの報酬

あの日のことは、まだ鮮明に覚えています。

新卒一年目の初任給の日、同期の中でも一番高い額がもらえると自負していた私は、待ちに待った給料日に向けてワクワクしていました。

しかし、給料明細を手にした瞬間、私の心は凍りつきました。

手取り50万円……。

これじゃあまるで自分が勘違いしていたかのような気分になってしまいます。

他の同期はみんな40万円台。

どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。

調べてみると、私の給料明細には手取り以外にも、ボーナス、賞与、残業代などが含まれていたことがわかりました。

初任給だけでなく、これらの要素も含まれた給与を考慮すれば、他の同期とほぼ同じ額をもらっていたことが判明しました。

初めはがっかりした気持ちもありましたが、勘違いが解けたことで、安心感と共に新しいスタートを切ることができました。

私にはまだまだ成長の余地があるということを忘れず、今後も一生懸命働いていきます。

思ったよりも少ない手取り、搾取されていた

初任給を計算してみたら50万円だった。

新卒会社員の私は、喜びを隠せなかった。これで、やっと思い通りの生活ができると思った。

しかし、実際にはそうはならなかった。

初めての給料日、私はウキウキしながら銀行に向かった。

しかし、自動振り込みがされていないことに気づいた。

給料をもらえないということは、生活に必要な支払いができないことを意味していた。

一週間後、ようやく給料が振り込まれた。

しかし、手取りは28万円。

税金や社会保険料が引かれたため、初任給の半分以下であった。

しかも、家賃や生活費を支払った後に残るお金は、ほとんどなかった。

新しい生活に慣れるまで、私は貧乏生活を送らなければならなかった。

毎日、コンビニで安いおにぎりを買って食べた。

仕事は忙しく、疲れていたが、貯金をするために残業をして働いた。

しかし、少しずつ生活が楽になっていった。

貯金ができ、自分にご褒美を買うこともできるようになった。

初任給が思ったより少なかったことは残念だが、それでも、自分で稼いだお金で生活をすることができることは、誇りに思えた。

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