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廃屋の猫

フリー台本

美帆と幸村ゆきむらは大学のサークル仲間で、冒険が大好きな二人だった。

ある日、美帆は幸村から

「古い廃屋で起こると噂されている怪奇現象を調査しよう」

と提案される。

美帆は冒険心をくすぐられ、二人は廃屋へ向かった。

廃屋は静かな山間に位置していた。

入り口は錆びた鉄格子で囲まれ、窓ガラスも割れていた。

美帆と幸村は慎重に中に足を踏み入れた。

廃屋の中は薄暗く、ホコリと腐った木の匂いが漂っていた。

「ここは本当に怪奇現象が起きているのかしら」

と美帆は不安げに言った。

「噂には聞いたことがあるけど、詳しい情報はないんだ。でも、興味津々だろ?」

幸村はニヤリと笑って言った。

二人は廃屋の中を探索し始めた。

廃墟の中は薄暗く、どこか不気味な雰囲気が漂っていた。

美帆は幸村の後ろをついて歩き、心細さを感じながらも冒険心が高まっていった。

すると、廃屋の奥から聞き慣れない音が聞こえてきた。

ドスン、ドスンという重い足音が近づいてくる音だった。

「何かが来るわ!」

美帆は声を上げた。

二人は慌てて隠れる場所を探した。

廃墟の一室に入り込むと、幸村が指を唇に当てて静かにする。

廃墟の入り口から光が差し込む。

影が廃墟の中に入ってきた。

美帆と幸村は息を潜め、誰かの姿を探し続けた。

やがて、幸村の顔が緊張の表情から安堵の笑顔に変わった。

「大丈夫だ、それは猫だよ」

と幸村がささやいた。

美帆も安心して息をついた。

廃墟の中にいたのは、小さな黒い猫だった。

猫は美帆と幸村をじっと見つめ、ゆっくりと近づいてきた。

「可愛いね、この子。どうしてこんな所にいるんだろう?」

美帆は猫を撫でながら言った。

幸村も笑顔で猫を見つめた。

「この子が怪奇現象の原因かもしれないな」

と冗談めかして言った。

美帆は考え込むように猫を見つめた。

「でも、もしかしたら本当に何かしらの力があるかもしれない。一体この猫は何者なんだろう?」

廃屋での冒険は終わったが、美帆と幸村はこの猫の謎を解き明かすために、新たな冒険へと旅立つことを決めたのであった。

「次はどんな冒険が待っているんだろうね」

と美帆はワクワクしながら言った。

幸村は美帆の手を握りしめ、頼もしく微笑んだ。

「何が待っているかはわからないけど、一緒に行けばきっと大丈夫さ」

と言った。

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