ファンタジー

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掌編小説

バランスの取れたポンジュース

新しい味覚として話題のバランスポンジュース。田舎で手に入れた作者一家は、それを飲んで感激する。甘みはあるがさっぱりしており、お酒にも合う。父親はとにかくうまいと連呼する。
掌編小説

一夜漬け網

学生時代に効率的に勉強するために、主人公は特殊な網を使った一夜漬けをする。網内部と外部の人とでコミュニケーションをとらないように気をつけつつ、周りから見たら自分は加速世界にいるも同然ということになる。結果的にテストで好成績を取ることができたが、網のことを知られたくはないと思っていた。
掌編小説

注文する息

あがり症の主人公が、無意識のうちに買ってしまう。自分自身の行動を変えようと、一生懸命努力するが、妖怪に悩まされ、自分自身を見失ってしまう。
掌編小説

電池がないダブルベッド

新婚祝いで購入した電池式ベッド。光るランプが搭載され、部屋を柔らかく照らす。だがランプが点灯しない。電池を確認すると消え去っていた。その後も何度試してもランプは点灯せず、電池が消えるという怪奇現象に見舞われる。ベッドは売り払い、妻と共にらんらんと光るランプの光に身を任せて就寝する。
掌編小説

魔物が棲むヘアゴム

主人公が偶然念力を使えるようになり、自分の体に触れるものを使うことで念力を発動できることを発見する。主人公は念力を使ううちに、魔物がヘアゴムに宿っているのではないかと言われるが、その後も念力を使い続けることができる。主人公が念力を使うことを決意する。
掌編小説

寝てたら着く家族旅行

主人公はASMRの影響で夢をよく見るようになり、家族で異郷の地への旅行をする夢を見る。夢の中では家庭を築き、幼い子供たちと過ごすが、現実では出会いも財源もなく、焦りを感じている。出会い系サイトも試したが、利用者にお金を消費させるためのサクラだったり人の本気の気持ちを嘲笑う同性の人間だったりで、本気で恋愛した意味としては悪質な環境だった。夢の中だけでも結婚生活を楽しみたいと思うが、現実は厳しい。
掌編小説

つかまり立ちする宝石

宝石が放置され、途方に暮れるが、少女に拾われ、宝石職人に磨かれ、指輪となる。
掌編小説

虹色ねり消し

憂鬱な毎日を送る主人公は、芸能にすがり散財するようになる。しかし、母親が亡くなり葬儀費用が払えず、自分の生き方を後悔する。そんな時、異様な感覚を感じた彼女は手に握っていたねりけしで悩みを消すと、奇跡が起きた。今後は自分だけでなく親のためにもお金を使うことを決めた。
掌編小説

回答するヒル

都会から田舎に移り住んだ主人公は、畑を持たない限りすることがなくて暇な日々を過ごしていた。しかし、液タブレットを手に入れたことでイラストを描くことができるようになり、退屈な日々から脱却する。ある日、畑を散歩中に出会ったヒルという生き物が話し相手になり、様々な話をするうちに友達になる。主人公はヒルとの出会いによって新しい刺激を得るようになる。
掌編小説

指秋晴れ

血族の秋限定の能力で天候を自在に操ることができる主人公が、自分の能力に気づき、様々な疑問を抱く。同じ能力を持つ人間が混在する場合、また血族であっても誰が天候を操るのか疑問を持ちながら、自分の能力について考える。一年に一時期だけの輝く可能性を思い、夏の長期休暇が過ぎるのを待つ。
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