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近くの金融機関についてツイート、気づいたらアウト判定

判定 掌編小説

「あのぉ、すみません。この近くに金融機関はありますか?」

と聞いた私は、近くにある銀行に向かって歩き始めました。

口座開設のために来たのですが、地図アプリの案内があまりにもわかりにくく、迷ってしまいました。

しばらく歩いていると、スマホを取り出すことを忘れていたことに気づきました。

焦って周囲を見回すと、近くにある金融機関の看板を見つけました。

やっと辿り着いたと安心した瞬間、気づいたら周囲の人々が私をじっと見つめています。

「え?どうしたの?」

周囲の人々は私に向かって指を指し、

「最近の若者は何を考えているんだろう」

と口々に話し始めました。

私は何が起こっているのか分からず、恐怖に震えていました。

すると、通りすがりのおじさんが私に話しかけてきました。

「あのね、最近SNSでこういうことをつぶやくと、アウト判定されることがあるから気をつけた方がいいよ。」

アウト判定?

何のことだろう、と私は不安になりました。

おじさんは私が見ている方向を指し、私はそこにある電光掲示板を見ました。

そこには

「アウト判定中」

という文字が赤く光っていました。

私はSNSにつぶやいたことを思い出しました。

近くの金融機関についてのつぶやきでした。

そういうつぶやきがアウト判定の対象になるなんて、私は全く知らなかったのです。

私はおじさんにお礼を言って、急いで銀行に向かいました。

口座開設はスムーズに進み、銀行員の方から

「銀行名はSNSで公開しないでくださいね」

と念を押されました。

私は初めて自分が今どんな時代を生きているのかを実感しました。

私は銀行を出ると、すぐにSNSを開いて、つぶやきを削除しました。

怖い思いをしたので、もう二度とSNSで個人情報を公開することはありません。

しかし、私はこのアウト判定について調べることにしました。

調べてみると、アウト判定はSNS上での違法行為や犯罪予告をする人を摘発するためのシステムだということがわかりました。

しかし、私のような普通の人がつぶやいた内容でも、アウト判定の対象になる可能性があるようです。

このようなシステムがあることを知って、私はますます不安になりました。

SNS上での言葉の使い方に気をつけなければならないということは分かっていましたが、こんなに厳しいとは思いませんでした。

私はこの経験を活かし、SNS上での発言には気をつけるようになりました。

自分が書いたつぶやきが誰かの目に止まることを想像すると、不安になってしまいます。

しかし、SNSでの発言が自分自身や他人にとってプラスになるようなものであれば、やはり発信したいと思います。

時代は変わっているし、私たちも変わらなければなりません。

SNSを使う上でのルールを守り、より良いコミュニケーションを築いていけるよう、私はこれからも努力していきたいと思います。

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