びっくりドンキーといえば、ハンバーグを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は隠れた人気メニューとして多くのファンに愛されていたのが「さくさくイカ唐揚げ」です。香ばしく揚げられたイカの唐揚げは、ビールのお供に、おかずのもう一品にと、幅広いシーンで活躍する逸品でした。しかし、「あれ?最近見かけないな…」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんなびっくりドンキーの「イカの唐揚げ」について、その現在の状況から、ご自宅で再現するレシピ、さらには「からあげ」メニューの変遷まで、詳しく掘り下げていきます。
びっくりドンキー「さくさくイカ唐揚げ」の現状:幻のメニュー化?

かつておつまみ部門で上位にランクインするほどの人気を誇った「さくさくイカ唐揚げ」。新鮮なイカをカラッと揚げたその味わいは、多くのリピーターを獲得していました。しかし、現在、この「さくさくイカ唐揚げ」は、残念ながら全店舗で常時提供されているわけではありません。
びっくりドンキーは定期的にメニューの改定を行っており、その過程で惜しまれつつもメニューから姿を消してしまった店舗も存在します。かつては「イカゲソの唐揚げ」として親しまれていたものが「イカの唐揚げ」に変更された経緯もあり、メニュー名や内容も時代と共に変化してきました。
「もう二度と食べられないの?」と落胆する必要はありません。復活の可能性はゼロではなく、季節限定メニューや期間限定メニューとして再登場することもあります。もし、お近くの店舗で「イカの唐揚げ」に出会いたい場合は、足を運ぶ前にびっくりドンキーの公式サイトを確認するか、直接店舗に問い合わせてみることをおすすめします。
また、イカの唐揚げそのものがメニューになくても、「マーメイドサラダ」などのサラダメニューに、イカの唐揚げが使用されているケースもあります。もしかしたら、思わぬ形でイカの唐揚げに出会えるかもしれません。
自宅で再現!びっくりドンキー風「イカの唐揚げ」レシピ
「あの味が忘れられない!」「家でもびっくりドンキーのイカの唐揚げが食べたい!」そんなあなたのために、ご自宅で「さくさくイカ唐揚げ」の味を再現するレシピをご紹介します。市販のからあげ粉に一工夫加えるだけで、あの味にぐっと近づきますよ。
再現レシピのポイント
びっくりドンキーのイカの唐揚げは、醤油ベースに生姜の風味が効いた、どこか懐かしい味わいが特徴です。この風味を再現するために、いくつかポイントがあります。
- 粉末ジンジャーの活用: 市販のからあげ粉を使う場合でも、追加で粉末ジンジャー(しょうが)を加えることで、よりびっくりドンキーの味に近づきます。
- 下味の漬け込み: イカにしっかりと下味を染み込ませることで、深みのある味わいになります。
- 片栗粉で衣をサクサクに: 片栗粉はサクサクとした食感の衣を作るのに適しています。
びっくりドンキー風イカの唐揚げ 再現レシピ
材料(2人分)
- イカ(ゲソまたは胴)…1杯分(約150g)
- しょうゆ…大さじ1
- みりん…大さじ1/2
- すりおろし生姜(または粉末ジンジャー)…小さじ1
- 鶏ガラスープの素…小さじ1/4(旨味アップ用、任意)
- 片栗粉…適量
- 揚げ油…適量
作り方
- イカの下準備: イカは食べやすい大きさに切ります。ゲソの場合は、吸盤を包丁でこそげ落とし、流水でよく洗います。
- 下味を漬け込む: ジッパー付き保存袋に、下処理をしたイカ、しょうゆ、みりん、すりおろし生姜(または粉末ジンジャー)、鶏ガラスープの素(入れる場合)を入れ、袋の上からよく揉み込みます。冷蔵庫で20~30分漬け込みましょう。
- 水気を拭き取る: 漬け込んだイカは、キッチンペーパーで余分な汁気をしっかりと拭き取ります。このひと手間で、衣がはがれにくくなり、揚げた際の油はねも抑えられます。
- 衣をつける: イカ全体に片栗粉をムラなくしっかりとまぶします。
- 揚げる: 揚げ油を170℃に熱し、片栗粉をまぶしたイカを投入します。きつね色になるまで、2分程度を目安にカラッと揚げます。
- 仕上げ: 揚がったイカは油をよく切り、お好みでレモンを添えて完成です。
ちょっとしたコツ:
- よりサクサク感を追求したい場合は、衣に米粉を少し混ぜてみるのもおすすめです。
- 揚げる際は、油はねに十分注意してください。
このレシピを参考に、ぜひご自宅でびっくりドンキーの「さくさくイカ唐揚げ」の味を再現してみてください。
自家製イカの唐揚げの冷凍保存と美味しく食べるコツ
せっかくたくさん作った自家製イカの唐揚げ、余ってしまっても大丈夫!一般的なイカの唐揚げと同様に、冷凍保存が可能です。美味しく食べるためのポイントを押さえて、いつでも手軽に「イカ唐揚げ」を楽しみましょう。
冷凍保存のポイント
- 粗熱をしっかり取る: 揚げたてのイカの唐揚げは、完全に冷ましてから冷凍しましょう。熱いまま冷凍すると、水滴がついて霜の原因になり、食感が損なわれる可能性があります。
- 小分けにする: 1回に食べる分量ずつ、ラップでしっかりと包むか、フリーザーバッグに入れて冷凍します。こうすることで、必要な量だけ取り出して使え、霜もつきにくくなります。
美味しい解凍・再加熱のコツ
- 自然解凍後、フライパンで温め直し: 電子レンジでの解凍は、衣がベタつきやすくなるため、あまりおすすめしません。食べる前に冷蔵庫で自然解凍するか、半解凍の状態で、少量の油をひいたフライパンで軽く炒め直すと、衣がサクサクとした食感に戻りやすいです。
- オーブントースターも活用: フライパンがない場合や、より手軽に温めたい場合は、オーブントースターも便利です。アルミホイルを敷いて温めると、焦げ付きを防ぎながらカリッと仕上がります。
注意点
- 保存期間の目安: 冷凍保存期間は、2〜3週間を目安にしてください。それ以上保存すると、風味や食感が落ちる可能性があります。
- しっかり加熱: 再加熱する際は、必ず中までしっかり温まっていることを確認してください。
びっくりドンキー公式の冷凍商品があるわけではありませんが、自家製や市販のイカ唐揚げは上記の方法で美味しく冷凍・再加熱が可能です。
びっくりドンキーの「からあげ」メニューの変遷:ザンギの登場
「イカの唐揚げはなくなったけど、鶏の唐揚げはあるよね?」と思っている方もいるかもしれません。しかし、びっくりドンキーの「からあげ」メニューも、実は大きな変化を遂げています。
2025年4月9日に実施されたグランドメニュー改定で、**従来の「からあげ」メニューは廃止されました。**この改定では、新メニューの導入や価格の見直しが行われ、長年親しまれてきた「からあげ」が姿を消したのです。
代わりに登場したのが、「タルタルザンギ」などの新しい鶏肉料理です。「ザンギ」とは、北海道で親しまれている鶏の唐揚げのことで、びっくりドンキーが北海道発祥のレストランであることを考えると、この変更は納得できるかもしれません。
つまり、現在のびっくりドンキーでは、いわゆる一般的な「からあげ」は提供されておらず、「ザンギ」や「タルタルザンギ」といった、北海道風の鶏の唐揚げをベースにしたメニューが提供されています。これは、メニューの刷新だけでなく、食材調達コストの変動など、様々な要因に対応したものと考えられます。
もし、びっくりドンキーで鶏の唐揚げを食べたい場合は、現在は「ザンギ」系のメニューを試してみるのがおすすめです。最新のメニュー情報は、公式サイトや店頭で確認するのが最も確実です。
まとめ:びっくりドンキーの「イカの唐揚げ」を楽しむために
びっくりドンキーの「さくさくイカ唐揚げ」は、その人気にもかかわらず、現在では一部店舗でのみ取り扱われていたり、期間限定で復活したりする「幻のメニュー」となりつつあります。
- 店舗や時期によっては取り扱いがないため、訪問前に公式サイトや店舗への確認がおすすめです。
- 復活や限定販売の可能性もゼロではないため、今後の情報にも注目です。
- ご自宅で再現したい場合は、醤油ベースに生姜を加えた下味と、片栗粉を使った揚げ方がポイントです。
- 残念ながら、鶏の「からあげ」メニューは廃止されています。
このように、びっくりドンキーの「イカの唐揚げ」は、その存在自体が今や特別なものとなっています。もし店頭で見かけたら、ぜひその貴重な味わいを堪能してみてください。そして、ご自宅でも再現レシピに挑戦して、思い出の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
びっくりドンキーのメニューは常に変化しています。アレルギーや栄養成分情報を含め、最新の情報は必ず公式サイトで確認してくださいね。
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