ファンタジー

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掌編小説

焼き厚紙

厚紙に書いた願いを燃やす風習を思い出した男性。彼女と復活しようと提案される。彼女は「私のすべてを許し、正し、包み込んでくれる。そんな存在だけを残してあとは私とかかわらないでほしい」と書いた。男性はあの厚紙によって選ばれたのだと気づく。
掌編小説

都会のマント

都会の人たちと比較され、田舎の退屈さを感じていた主人公が、神社で手に入れた紅色のマントを着用し、自分を高めた。それによって、自分を卑下する必要はなくなったと感じた。
掌編小説

心の死に装束

上司の期待に応えるために入社した工場勤務。単純作業ばかりで精神的に疲れ果てる日々。ある日、心身を癒すことができる装束を手に入れ、勉強や仕事にも取り組めるようになる。そして、模試でA判定を獲得する。
掌編小説

脱力ストロベリー

ピアノの発表会に向けて練習する主人公。トラウマから緊張が高まり、苺をもらい演奏がうまくいく。優秀賞を獲得する。
掌編小説

緊張する家

新しい家に引っ越した夫婦が、家が揺れる現象に遭遇する。霊媒師を呼んでも異常はないと判明し、妻は気にしないと言い、夫婦は家に残ることに。以降、夫婦が愛情表現をするたびに家が揺れるようになる。
掌編小説

間もなく参ります

男性が目を覚ますと、夜行バスに乗っていた。隣の男性が死後の世界につながるというパンフレットを見せる。男性は降りることを決め、周りが色付いた草原で自宅に戻り、家族に別れを告げる。
掌編小説

不老不死荷物

小学生までランドセル、中学時代に鞄を使っていた主人公は、成長しなくなり、高校でも150cmのままだった。理由がわからず、友人と相談するが、ある日、鞄が原因だと知る。友人の友人によると、鞄が魔道具だという。友人が死に、主人公は一人になる。あの鞄を破棄してから、主人公は元気になる。
掌編小説

一発ペンチ

死神が「縁」を断ち切る音がするという音を聞いて2か月、ついにその正体を目撃した女性。彼女は縁を餌にする死神であることを告白し、その生態について語る。死神はペンチを使って縁を断つが、理由は特にないという。話は一件落着した。
掌編小説

足の生えた影

人の影に異変を感じた主人公。陰に人がいることを知り、話してみると美少女の吸血鬼と判明。主人公の影に寄生していたが、今後は普通に話し相手として一緒に過ごすことになる。陰には物を持ち込める自由があることも判明した。
掌編小説

継続するヘアゴム

女子高生がヘアゴムを買って努力を積み重ね、大学受験に合格する。しかし、ヘアゴムがただのヘアゴムだと知り、自分で手に入れた夢に誇りを感じる。
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