私色日記Ⅱ

社内食堂での日替わりランチを楽しむことが唯一の楽しみとなっているIT企業勤務の女性が、自炊が全くできずレトルト食品や簡単な料理に頼っていた過去を振り返りながら、社内食堂のABCランチによって救われるようになったことを描いた物語。

都会の人たちと比較され、田舎の退屈さを感じていた主人公が、神社で手に入れた紅色のマントを着用し、自分を高めた。それによって、自分を卑下する必要はなくなったと感じた。

「恋愛が生まれるキャンペーン実施」のアンケートで初恋の相手とマッチングした主人公。結婚強制制度に疑問を持つ中、彼女との再会に動揺する。こんな結果に至るならこういったサービスを使うほうが幸せになれるかもしれない、と思うのであった。