直子は普段から悪戯が大好き女なの子。
彼女には拓哉という親友がいるが、この日は特別な計画を思いついた。
彼女の計画は拓哉をダマして彼をデートに誘うことだった。
「今日は何の日か知ってる?」
直子はニヤリと笑いながら拓哉に問いかける。
「え?普通の日だろ?」
と拓哉は首をかしげる。
「違うよ!今日は最高の友達感謝デーだよ!だから、私とデートする?」
直子の提案に拓哉は苦笑い。
「そんな日、存在しないでしょ?」
と言いつつも、拓哉は直子の無邪気な笑顔に負けてしまい
「わかった、わかった。どこ行くの?」
「それは…サプライズ!」
直子は得意げに言う。
拓哉は、直子の計画に乗るふりをしていたが、実は彼にも別の計画があった。
直子をサプライズで驚かせる逆襲だ。
二人がデート先に到着すると、そこはなんとアミューズメントパーク!
「えっ、ここに来るの?」
直子が驚く。
「ああ、でも本当のサプライズはこれじゃないんだ。」
拓哉はクールに笑い、直子をメリーゴーランドに連れて行く。
そこで、拓哉は急に真剣な顔になり
「実はね、今日はお前が一番好きなバンドのシークレットライブがあるんだ。チケット、取っておいた。」
直子は完全に驚いて
「え、マジで!?どうしてそんなことを!?」
と感動のあまり言葉が出ない。
「だって、お前がいつも俺を楽しませてくれるからさ。たまには俺からも、ありがとうって言いたくて。」
サプライズと感動の一日が終わり、二人は夕日を背にして公園のベンチで話をした。
「今日は本当に楽しかった。ありがとう、拓哉。」
直子がにっこりと笑う。
「いや、俺こそ。お前といると、いつも何か新しい発見があるんだ。」
拓哉も笑い返す。 そして、直子は冗談を言いながら
「次はもっとすごいサプライズで拓哉を驚かせなきゃね!」
と笑う。 二人の間にはいつもユーモアと笑いが溢れていた。
それが二人の絆をより一層強くしていたのだった。
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