引っ越しや長期不在の際に便利な「転送不要郵便」。この郵便を利用することで、宛先人が転居していた場合でも、新住所への転送を防ぎ、差出人へ返送される仕組みになっています。本記事では、転送不要郵便の正しい出し方について詳しく解説します。
転送不要郵便とは?

通常、郵便局に転居届を提出すると、旧住所宛の郵便物は自動的に新住所へ転送されます。しかし、重要な書類や個人情報を含む郵便物を誤って転送されたくない場合に、「転送不要郵便」を利用すると、転居先が不明の場合にのみ差出人に返送される仕組みになっています。
転送不要郵便の出し方
1. 封筒の準備
まずは郵送する封筒や荷物を準備しましょう。封筒の種類は一般的なものでも問題ありません。
- 宛名の記入:受取人(宛先)の住所・氏名を通常通り記入します。
- 差出人の記入:封筒の裏面に差出人の住所・氏名を忘れずに記載してください。
2. 「転送不要」の明記
封筒の表面、郵便番号の近くなど目立つ場所に「転送不要」と赤字で大きく記入します。
- 手書きでも問題ありませんが、スタンプやシールを使用するとより見やすくなります。
- 他の記載と混同されないよう、はっきりとした字で書きましょう。
3. 郵便局へ持ち込み
封筒を準備できたら、最寄りの郵便局へ持ち込みます。窓口で「転送不要郵便」として出したいことを伝えましょう。
- 通常郵便の料金と同じ:特別な追加料金はかかりません。
- 郵便種別の確認:簡易書留や速達など、他のオプションと組み合わせることも可能です。
4. 追跡サービスの活用(必要に応じて)
重要な書類や荷物の場合、書留や追跡番号付きの配送方法を利用すると安心です。
転送不要郵便を利用する際の注意点
- 宛先人が転居していない場合は通常通り配達される
- 転居先が不明な場合のみ差出人に返送される
- 特定の郵便物(特定記録郵便や簡易書留など)に限り適用される場合があるため、事前に郵便局で確認するのがベスト
転送不要郵便の活用シーン
転送不要郵便は、特に以下のようなシーンで役立ちます。
- 企業や行政からの重要な通知
- 個人情報が記載された書類(銀行関連書類・クレジットカード・住民票など)
- 受取人本人のみが受け取る必要がある郵便物
まとめ
転送不要郵便を活用すれば、大切な郵便物を誤って転送されるリスクを回避し、適切な受取人に確実に届けることができます。特に個人情報保護の観点からも有効な手段です。
郵便物を送る際には、適切な方法を選び、確実な配送を心がけましょう!
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