「やっとここまで来たね、ミツギ!こんなに広い自然の中で思いっきり息抜きできるなんて最高だよ!」
ミドリは興奮気味に友人のミツギに話しかけた。
ミツギはにっこりと笑いながら
「本当にね、ミドリ。この山でのトレッキング、私たちにとってのリフレッシュタイムだよね。仕事のストレスから離れて、自然の中でゆっくりと過ごせるなんて最高だよ」
と返答した。
二人は山道を歩きながら、大自然の中での冒険に胸を躍らせていた。
空気はさわやかで、澄み渡った青空が広がっている。
周りには山々が連なり、美しい風景が広がっている。
しかし、突然の激しい嵐が襲いかかった。
大雨が降り始め、風もますます強くなっていく。
二人は急いで雨具を着込み、岩陰に身を隠した。
「こんなにひどい嵐、初めて経験するわ。でも、大丈夫、一緒にいれば安心だから」
とミドリはミツギに言った。
ミツギも頷いて
「そうだね、ミドリ。私たちが仲間と一緒にいれば、どんな困難でも乗り越えられるよ」
と力強く言った。
しかし、嵐が収まった後、二人は周りを見渡すと、友人たちとはぐれてしまっていたことに気づく。携帯電話も圏外で、助けを求めることができない状況に追い込まれる。
「どうしよう、ミツギ。私たち、他のみんなとはぐれてしまったみたいなんだ。これ以上進んでも危険だし、戻るしかないかも」
とミドリが心配そうに言った。
ミツギは落ち着いて考えてから
「そうだね、ミドリ。一度戻ってみよう。きっとみんなも心配して待っているはずだから」
と提案した。
二人は嵐のあとの山道を辛うじて辿りつき、元の場所に戻ることができた。
しかし、友人たちはまだ戻っていなかった。
「みんな、どこにいるんだろう。心配だな」
とミドリは不安そうに言った。
ミツギは励ましの言葉をかけながら
「大丈夫だよ、ミドリ。きっと彼らも頑張って戻ってくるよ」
と言った。
その後、二人は限られた食料と装備で何とか生き延びようとする。
食料や水の不足、体力の消耗、そして寒さが二人を苦しめるが、ミドリとミツギはお互いに支え合いながら、生きるために工夫を凝らし、自然の中でのサバイバル技術を学んでいく。
数週間が経ち、二人は食料を見つける方法や安全なシェルターを作る技術を身に付けるが、体力の限界が近づいている。
しかし、絶望的な状況の中でも、ミドリは自分の内なる強さを見つけ、ミツギを励まし続ける。
ミツギもまた、自分の知識と経験を駆使して、ミドリを支えようとする。
二人はお互いの絆を深めながら、絶望の中でも希望を見出す。
彼らは生きることの大切さを改めて実感し、新たな目標に向かって歩み始める。
最終的に、二人は救助隊に発見され、命を救われる。
山を下りた後、ミドリとミツギはそれぞれの生活に戻るが、極限状態での経験が彼らの人生に深い影響を与える。
彼らは生きることの大切さを改めて実感し、新たな目標に向かって歩み始めるのだった。
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