本に関する詳細
発売日 1巻発売日 2021年5月19日
著者名 双龍
出版社名 集英社
重版状況 重版あり
発行部数 240万部突破
あらすじ
ノーモア彼女。グッバイ彼氏。
束縛彼女にモラハラ彼氏、過去の恋人関係に辟易していた村田♂と友香♀は、オンラインゲームのオフ会で意気投合し、そのままラブホテルへ。一夜限りでもなく、付き合う訳でもなく、身体のみの関係でもない、ゆるくて気楽で、なおかつえっちぃ──
自由な男女が織りなす大人の日常系、スタート。
感想
恋人という関係に疲れた二人が、恋人でもない、夫婦でもない、だけれど友達以上の関係を模索していく中で、ただのセ〇レだけという体で終わらせるのは何か違うというのが物語の始まりで、だんだんとヒロイン(女子)とエンジニアの男性の仲が深まっていくのですが、とにかく絵がうまい!これ普通に書店においていいんか!?ってレベルでぎりぎりを責めた全年齢作品となっていて、えちちではありながらも、新しい愛のカタチを事細かく描いていると感じます。
ネットでの評価
現代的なテーマの漫画だと感じた。複雑なニュアンスを含む関係に対しても名前を付けるのが特に現代っぽいような気がした。自分にはフリフレの良さはよくわからないが、そういうのでもいいんだろうなと思った。
Pixivのオリジナル漫画の商業版。世間一般から「彼氏彼女」と呼ばれる男女関係に疲れ、恋人と別れた男女がお互いの好きなことを好きにやる新しい形の関係になる話。既存の肩書きに縛られない、互いの同意さえあれば恋人でなくてもやることもやる、まさに現代人にとって「こういうのがいい」作品です。オリジナルはもう削除されて読めないが、そちらの方がエ〇シーンが濃厚で大変素晴らしかった。でも商業版はエ〇よりも日常の方の描写を強化していてこれはこれでエ〇あり日常系みたいに楽しめる。今後の展開が気になります。
彼氏彼女でもなく、セフレでもない、フリフレ(フリーダムフレンド)という形。なんとも現代的な価値観だなぁ。ネットゲームを介して知り合った二人なので、会話はネットスラング多め。あと下ネタばかり。男子大学生同士みたいなノリがずっと続く。そこに男女という垣根はなく、とにかくタイトル通りに気楽な感じで読める。/現代男子の理想の押し付けにも思えるし、女性に女性らしさを求められていない関係とも言える。/ところでこの作者、「間違った子を魔法少女にしてしまった」の人だったのかw全く気付かなかったのでおまけイラストで驚いたw
X(旧Twitter)での口コミ
著者の経歴
2003年頃から漫画家としてのキャリアをスタートさせ、2004年には『コミック姫盗人』で商業誌デビューを果たす。2006年には初の単行本「ACTION!」を刊行し、翌2007年には『COMIC桃姫』で初の連載作品「Idola」を発表。連載終了後も同誌において斎京宗司郎名義で「恋花」などの読み切り作品を発表し続けた。
また、2007年には『コミックヴァルキリーハード』にて「AS DEAD」を発表し、一般向け作品に進出。2016年には『くらげバンチ』で「間違った子を魔法少女にしてしまった」の連載を開始し、以降は一般向け作品を中心に活動の幅を広げている。
著者の代表作
『間違った子を魔法少女にしてしまった』、新潮社〈BUNCH COMICS〉2017年 – 、既刊13巻(2025年1月8日現在)
『ブラック学校に勤めてしまった先生』、日本文芸社〈ニチブンコミックス〉2018年 – 、既刊6巻(2023年12月7日現在)
『美少女戦士04R1』、秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス・エクストラ〉2019年 – 、既刊1巻(2019年10月8日現在)
『こういうのがいい』、集英社〈ヤングジャンプ コミックス〉2021年 – 、既刊9巻(2024年11月19日現在)
アニメ化、ドラマ化状況
特になし
まとめ
『こういうのがいい』は、現代的な価値観をテーマに、恋愛や人間関係に疲れた男女が新しい形の絆を築いていく物語です。恋人や夫婦といった既存の関係性に縛られず、自由で気楽な関係性を描く本作は、多くの読者に新鮮な感覚を与えています。著者・双龍の巧みなストーリーテリングと美しい絵柄が融合し、えちち要素と日常系のバランスを絶妙に保った作品として高い評価を得ています。さらに、現代人の多様な価値観を反映しながらも、軽快な会話やテンポ感のある描写で読みやすさを追求している点も魅力的です。
本作は既刊9巻を数え、発行部数240万部を突破するなど、その人気ぶりは目を見張るものがあります。特に、恋愛や性別の固定概念にとらわれない物語は、現代社会における人間関係の新たな可能性を感じさせます。新たな価値観を模索する大人にとって、自由で心地よい関係を考え直すきっかけとなる一冊です。
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