本に関する詳細
発売日 2013年7月22日
著者名 クラシック・ショコラ
出版社名 ガンガンコミックス
重版状況 なし(ネットでの再掲載はあり)
発行部数 不明
あらすじ
累計500,000DL超えの大人気話題独占ノベルアプリ、遂にコミックス化!!
なんの変哲もない日常を過ごす高校生・鹿倉時雨は学校で奇妙な噂を耳にする。”魔の水曜日”と呼ばれる連続自殺事件…。学校に蔓延るこの噂の謎を追う時雨は屋上で謎の少女と出逢い、さらなる事件へと巻き込まれていく。戦慄と狂気のサイコサスペンスミステリー、開幕
感想
物語の展開は高校生をベースとした、ギャルゲーのような進行になっています。
もともと原作者がギャルゲーを作ることを目的として医療業界の勤務の傍らで、同人活動を行っていたそうです。
医療ということもあり、本作品には病院関係や化学の知識が盛りだくさんなので、その点に疎い人にはとても興味を惹かれれるものだったと思います。
ギャルゲーのような話の展開は、今のアニメや漫画からすると古風というような雰囲気ですが、刺さる人には刺さる面白さといったところです。
登場人物はみんな不器用なところが特徴的です。
ネットでの評価
原作ゲームはやっている途中なので、未だに物語の全貌が見えないのですが、これはそのちょっとの先が読めないようなヒリヒリ感が、この物語の醍醐味だと思うので、それはそれでいいかも。
ホラーチックでなんか難しい話もでてきたりして、脳味噌を沸々とさせるこの物語が、僕は好きです。
ひぐらしやコープスの様な、死人が沢山出る話。原因を追究する時雨は、キーマンである黒髪ロングの一夜さんと行動を共にする。とにかく主要キャラが濃い。幼馴染+ヤンデレ、妹+ブラコン、先輩+ドS…と、どのキャラもハイスペック。
誰が嘘を吐いていて、誰が犯人なのか…
コープスやひぐらし系のゲームのコミカライズ。
といいつつも、未プレイ(苦笑)原作の絵も萌え系だからこその、このコミカライズの絵なんだろうけど。
頑張ってはいるけど若干読みづらい、キャラクターとしては皆属性盛りだくさんね、個性強すぎだろうお前ら(苦笑)あと、巻末の小説の先輩のなまえが千夜になってるんだけど、なにかの伏線なのかと何回か読み返したけど…
これ一夜の誤字だよねぇ…?(汗)
著者の経歴
- 2009年5月20日Twitter及び、同人活動を開始
- 病院に勤務する傍らで23時に帰宅後にゲーム制作を一人でこなす
- のちに「たぬきまくら」たちと出会い、分業化する
- 2011年ごろにジンドゥを使ったホームページを作成(現在も動いています)
- 2011年11月5日 フリーゲームとして、ふりーむでNoesis 嘘をついた物語を配信開始(現在もプレイできます)
- 2013年8月19日 小説版Noesis嘘をついた記憶の物語を出版
- 2013年7月12日 漫画版Noesis嘘をついた記憶の物語を出版
- 2018年 Noesisリメイク版が3DS、スマホアプリとしてリリース(有名主題歌兼フルボイスで復刻)
- 2023年 新作ゲームアプリ開発中
著者の代表作
- Noesis噓をついた記憶の物語
アニメ化、ドラマ化状況
- ドラマCD噓をついた記憶の物語~かけたひまわり~
まとめ
一時巷で大ブームを起こした同人発の作品ですが、現在でも原作者であるCutlassさんは病院に勤務しつつ活動を続けており、3DCGモデルを作成したりと、かなり活動的な方です。
作風的には好みがわかれるところですが、比較的学生にはウケは良いものかもしれません。
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