「声劇」という言葉を聞いたことはありますか? 近年、VTuberやライブ配信の普及と共に注目を集めている「声劇」。 声優志望者や役者を目指す人だけでなく、趣味として楽しむ一般の人たちにも広がりを見せています。
この記事では、そんな声劇の基本的な知識から、実際に始める際に役立つ情報までを詳しく解説します。 声劇の魅力に触れ、あなたも今日から声劇の世界に飛び込んでみませんか?
声劇とは?映像を使わずに声だけで物語を紡ぐエンターテインメント
まずはじめに、声劇がどのようなものなのかを解説します。
声劇とは、映像を一切使わずに、声(セリフや効果音)だけで構成される演劇のことです。 私たちは、話し手の声のトーンや抑揚、BGM、そして効果音から情景や登場人物の感情を想像し、物語を心の中で描き出します。 ラジオドラマやドラマCDをイメージすると、わかりやすいかもしれません。
声劇は、1990年代後半のインターネット普及期に、Skypeなどのボイスチャット機能を活用した遊びとして始まりました。 台本をネット上の仲間とリアルタイムで読み合わせ、即興で演じるスタイルが主流でした。 その手軽さから、特別な機材や場所を必要とせず、誰でも気軽に楽しめる「お芝居のカラオケ」のような文化として広まっていきました。
現在では、ライブ配信プラットフォームや専用アプリを通じて、リアルタイムで演じたり、録音・編集した作品を公開したりと、多様な楽しみ方が生まれています。
「声劇」の読み方:あなたは「こえげき」派?それとも「せいげき」派?
声劇という言葉を初めて知った人の中には、「これ、なんて読むんだろう?」と疑問に思う方もいるかもしれません。 読み方には主に2つのパターンがあります。
- こえげき(声劇)
- せいげき(声劇)
結論から言うと、どちらの読み方も間違いではありません。 しかし、現在のネット上のコミュニティや検索結果の傾向を見ると、「こえげき」と読むのが一般的です。 「こえげき」の検索結果件数が「せいげき」を圧倒的に上回っており、多くの人がこの読み方を使っていることがわかります。
朗読との違いを明確にするためにも、「声で演じる劇」という意味合いが強い「こえげき」が、より広く使われるようになったのかもしれません。 友人やコミュニティ内で使う際は、どちらの読み方でも通じますが、「こえげき」が主流であると覚えておくと良いでしょう。
声劇を始めるならコレ!おすすめアプリ2選
声劇を始めたいけれど、どこでやればいいかわからない…。 そんな方のために、2025年現在、特におすすめのアプリを3つご紹介します。 どのアプリも声劇の文化を盛り上げ、初心者から上級者まで楽しめる環境を提供しています。
1. ボイストランド:声劇に特化したリアルタイム共演アプリ
ボイストランドは、声劇に特化した新進気鋭のアプリです。 スマホやPCがあれば、誰でも簡単にリアルタイムで共演できることをコンセプトに開発されています。
- 特徴: 台本の投稿機能や、演じる仲間を探せる機能が特徴です。現在オープンβ版でテスト中ですが、2025年内に正式リリースが予定されており、今後の展開に期待が高まります。
- こんな人におすすめ: 仲間と一緒に声劇を演じたい人、声劇を専門的に楽しみたい人。
2. ピカピカ:音声コミュニティから声劇へ参入!
音声配信アプリとして人気の高いピカピカも、新たに声劇機能を追加しました。 既に多くのユーザーを抱える音声コミュニティであり、今後声劇プレイヤーが増える可能性を秘めています。
- 特徴: 既存の音声ライブ配信の土台があるため、コミュニティが成熟しています。声劇の配信者はまだ少ないですが、今から始めることで「声劇の有名プレイヤー」を目指すチャンスがあります。
- こんな人におすすめ: 既にピカピカを使っている人、これから声劇界で知名度を上げたい人。
これらのアプリは、それぞれの特徴を理解して選ぶことで、より楽しく声劇を始めることができます。 まずは気になるアプリをダウンロードして、声劇の世界を覗いてみることから始めてみましょう。
声劇で人気を博すVライバー「カッピー」さんの活動事例
声劇の魅力をさらに深く知るために、実際に声劇を活動の中心の一つとして人気を集めているVライバー「カッピー」さんの事例をご紹介します。 カッピーさんの活動は、声劇の多様な楽しみ方や可能性を示してくれます。
カッピーさんとは?

カッピーさんは、愛らしいカピバラをモチーフにしたVライバーです。 明るく親しみやすいキャラクター設定と、ユーモアあふれる会話劇で多くのファンを魅了しています。 主にリアリティーなどのライブ配信アプリを中心に活動しており、リアルタイムのリスナーとのコミュニケーションを大切にしています。
カッピーさんの声劇活動
カッピーさんの活動の中で特に注目すべきは、声劇とユーモアが融合した独自のスタイルです。 彼女は、「#ロリエビ」というハッシュタグを使い、リスナーと一緒にユーモラスな会話劇を繰り広げています。 例えば、「闘牛病?」という問いかけに「モーーー!!」と答えるなど、即興性のあるユニークな掛け合いが特徴です。

- 声の表現力: 声劇で培った表現力を活かし、キャラクターになりきって感情豊かに演じることで、リスナーを楽しませています。
- コミュニティ形成: リアルタイムの会話劇は、リスナーを巻き込みながら一体感を生み出します。これにより、カッピーさんとファンの間に強固な絆が生まれています。
- エンターテインメント性: 歌やドラムといった音楽活動と並行して声劇を行うことで、コンテンツの多様性を生み出し、リスナーを飽きさせません。
カッピーさんの活動は、声劇が単なる「台本の読み合わせ」ではなく、リスナーと一緒に楽しむエンターテインメントとして進化していることを示しています。 彼女のように、自分の得意なことやキャラクター設定を活かし、声劇を独自のスタイルで楽しむことができます。
声劇をやっているカッピーさんにインタビュー
カッピーさんのイメージはカピバラですが、カピバラを選んだ理由を教えてください
始まりはうろ覚えですが 広まったのはリアリティで知り合った友達が カッピカッピカッピーカピバラカッピー♬っと歌を作ってくれて、違う友達にそれを私が歌った音源を送ったら、音源にかわいい動画を付けてくれたので Twitter(X)で見て見て〜ってポストしたら 周りにカッピーってカピバラなんだ〜って浸透したのがきっかけだったと思います
声劇と出会ったきっかけについて教えてください
リアリティで一緒に遊んでいた友達のプロフィールに声劇と書いてあって 内心断られるだろうなって思いながら 私も出来るのかな?って聞いたら「なら練習しよう」って言われて30分台本を配信でやったのがきっかけですw
今後書いてみたい声劇台本はありますか?(ジャンルなど具体的に)
よくビギナー狩r……リアリティを始めたばっかりの方に声劇をお誘いする事が多いので、初めての方でも気軽にできる短いコメディ台本を増やせたらいいなって思ってます( ´꒳`)
2025年かまあんの依頼で無理を言って歌ってみたをやっていただきましたが、どんな感想をお持ちになりましたか?
普段セリフ枠や声劇などはやっていますが 歌は全くやって来なかったのでビックリはしましたが是非やってみたいっと思い引き受けました! 素敵な曲なので頑張ってやり切りたいっと思い始めましたが 肺活量が無さすぎたり苦戦したり 通話で歌い方を教わったりして苦労をかけてしまいました 音声データを送った後は大丈夫かな?と不安でしたが素敵な出来上がりで驚きました✨️ 最近は少しでも上手くなれならと思い 歌を練習してます♡
同時期にご依頼でオリジナルドラマ作品のPVの声あてをお願いしたことがありましたが、やってみた感想を教えてください
初めてのご依頼来た時はとてもワクワクしました! ただ私が無知過ぎて分からない事が多く 沢山説明していだいたり、どれがいいのか悩んで何個か音源を小分けに送ったので 聞いて頂くの大変だったのでは?っと心配でした 出来上がったPVを見た時は子どものようにはしゃいで感動しました! また機会があれば是非携われたら嬉しいと思います♡
カッピークッキングをよく生配信でされていますが、はじめた時期と目的について教えてください
1年半前に始めました✨️ 初めの目的は元パティシエールによる華麗な料理配信をお見せしようと思ったのですが…… 今はシンプルに上手く作れるようになればいいなって思ってます(o´罒o)ヘヘッ
次の誕生日までに達成したいことがあったら教えてください
次の誕生日は90歳なのでそれまで健康に気を使いながら、変わらず楽しくみんなと過ごせたらいいなって考えてます …出来ればお姉さん声とかもマスターしたいですね( ´ノд)コッショリ
まとめ:声劇は誰でも楽しめる新しいエンターテインメント
この記事では、声劇の基本や始め方、そして実際に活動されているカッピーさんのインタビューを通して、声劇の魅力についてご紹介しました。
声劇は、特別な機材や場所を必要とせず、声だけで表現できるエンターテインメントとして、年齢や経験を問わず多くの人が楽しめる文化です。初心者から本格的に活動する人まで、それぞれの楽しみ方で声の世界を広げることができます。
カッピーさんのように、自分の個性を活かした独自のスタイルを築き、リスナーやファンと交流しながら声劇を楽しむことも可能です。声劇を通じて表現力を磨き、コミュニティを形成し、新たな自分を発見できるでしょう。
あなたも今日から声劇に挑戦してみませんか?きっと新しい楽しみや可能性が広がっているはずです。
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