レルアーネ

そうかここが未来の姿なのか、まるで別世界だ。

たとえるなら田舎と都会みたいだな。

奈由の言うことが真実ならばいつもの俺の住まいの主は未来の俺ということになる。

どういう風の吹き回しだろうか。 ...

レルアーネ

早朝から何を思ったのだろうか。

俺の部屋に琴織奈由は話を切り出した。

お父さん・・じゃなかった賢はここ最近見てるとのんびりしすぎです。一葉と一つ屋根の下にいて、自分の素を出すほどに心がオープンの状態にあるのに、 ...

レルアーネ

9月1日。秋だというのに夏並みの気温を記録していた。

残暑っていうにも程度ってものがあるだろう。

地球は自転しているんだよな?

いくら24時間が正確な数値でないにしても、この時期にこの暑さはおかしい ...

レルアーネ

レルアーネが裁縫を覚えてから二週間ほどが過ぎた。

初日からの上達釣りを見れば向上の余地などないと思うレベルの高さだったが、

最近は販売しても良いというクオリティのぬいぐるみを制作している。

ミシンな ...

レルアーネ

一葉とともに生活を始めてから最初の日曜日を迎えた。

特別新しいことがあるわけでもなく、狭い部屋に3人暮らしというごく普通の情景だった。

平和だ平和がやっぱり一番。

こっちに初めて越してきたときは車の ...

レルアーネ

いつの間に帰宅していたのだろうか。俺の後方に赤面しながら一葉が立っていた。

今の話って本当のことなの?

震え声で彼女は言った。

どこら辺のことを言っているのかな。

奈由さんが私の子で、相 ...

レルアーネ

破局を意図して送ったのに何で二人は結ばれちゃうのかな。

後ろに目をやると小柄な少女がいた。

さえない顔してるし、学業の成績だって平均的。こんな人の何が良くて結ばれなきゃならないんだろう。正式に結ばれるルートさえ ...

レルアーネ

手掛かりねぇ・・・。

未来へ大きく干渉することから享受することは禁足事項となっています。

そういわれると思った。私のほうにいるやつも同様のことを言っていたから。

私のところというと、レルアーネのよう ...

レルアーネ

学校は藤乃岡学園っていうところなんだけど・・・。

聞いたことがない学校名だった。

女学校だから男子の賢はもしかしたら知らなかったかもしれないけれど、そこから下校するところを見たんだ。同じ中学だった人がそこにいる ...

レルアーネ

川がさらさらと流れる音が耳に入る。そりゃそうだ。だって私今、川の前に身を置いているのだから。

高校二年生の秋になり、成績重視の両親と馬が合わなくなり、関係は最悪だった。

帰路につくと毎度のように足が鉛のように重 ...