私色日記

あぁ、なんて先が真っ暗な未来なんだ。

裕福ではないが、かといって路頭に迷っているわけでもない。

そんな私は今の自分をどうにか変えなきゃいけないと思っていた。

だがそれは思うだけで行動に移されることは ...

私色日記

私は早く大人になりたいと思っていた。

子供だと様々な価値観を押し付けられて生きていかねばならないからだ。

両親の間でも考え方に齟齬があって、時にはどちらが正しいのか判別がつかないことだってある。

そ ...

私色日記

よくホラー映画で物に魂が宿って、人間を襲ってくるなんて物語がある。

現実にそんなことが起きたら人はどう反応し、どう対処するのか気になり検証してみることにした。

ロボティクスは私の得意分野だから、なるべくマシン音 ...

私色日記

幼いころより見ているものがある。

年内に必ず何回か姿を現すものだ。

赤い稲妻が走って近隣の避雷針にもっていかれて地面へと移動してゆく。

そう聞かされていた。

遠方から赤い稲妻が出ているの ...

私色日記

あのまぶしく爽やかな人に会ったのは実に一年ほど前になる。

私が自分がいるだけで回りを不幸にしてしまう負のオーラを纏っていたのは生まれつきのことだった。

そんな私を持ってしまった私の家計は日々すり減って崩壊してい ...

私色日記

近年人工的に掛け合わせをしてみたり、遺伝子操作をしたりすることによって自身や自分の娘、息子の基礎能力を意図的に高めるというのが話題になっている。

一体具体的にどのよううなことを行っているのかというと、頭脳は人のままで、脚力 ...

私色日記

この世の物質のあらゆるものを浄化できるものが地に舞い降りたとしたらどうなるだろうか。

細菌のそれらが温度に関係なく除去できたとしたらこの世の病のすべてはなくなるのではないだろうか。

我々のそんな望みが天に届いて ...

私色日記

結果独りぼっちのまま卒業しちゃったなぁ。

大学も卒業し就活も失敗してこのさきどうすることやらと思っていた。

周りのみんなは既に内定をもらっていて在学中は自分だけ取り残された錯覚を覚えていた。

大学を ...

私色日記

もしあの時こうしていたら何か変わったかもしれない。

人が後悔という感情を持つのはどの世代でも同じだ。

そんなことを私こと神は、実験台として一人の人間に記載事項を必ず実現させることのできるノートを渡した。 ...

私色日記

これは私が小学校を卒業し、中学生になりたてのことの話です。

よく冷え込む季節ゆえに、私はストーブを焚いて部屋を暖かくしているのが毎年の流れだが、今年から新しく炬燵を導入した。

ストーブと違って身体を入れれば包み ...